錦弁  (大紀町錦)

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応募者のことば
まるで2カ国語が話せる気分。方言は特徴がある方が絶対ええ。(紀勢町、37、女)
 大紀町錦地区は三方を山にかこまれた港町、昔は交通の便も悪く、陸の孤島とも言われていたそうだ。その錦地区の人々の間で使われてきた言葉”錦弁”は、命を張って海に出る漁師特有の短い力強い言い方で、初めて聞く人には荒々しくさえ感じられるが、陽気でさっぱりした錦の人たちにはぴったりの言葉(方言)だ。
 
  
  
                                
 A:「なんどーどわんしたんどー きょうはげんきゃないのー」 「何?どうしたの?今日は元気がないのね。」
 B:「あー きんのから はらくーでのー」          「ええ 昨日からお腹の調子がわるくって。」
 A:「いま かじゃ はやとるってゆうでー はやめん     「最近、風邪がはやってるていうから早い目に
    いしゃやいってこらんせぃ」                病院へ行ってきたら」
 B:「ほんまんやーのおー ほんならそわんしょーかのー」   「本当にそうよね。それならそうしょうかしら。」
 A:「あー きーつけて いってこらんせやー」        「気をつけていってらっしゃい。」


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 A:「ゆうはんに ごっとめしたいたいのー          「夕飯に五目飯をたいたのよ、
    たべてくやいやー」                   食べていくでしょう?」
 B:「ほんなら よばれてこかのー」             「そしたらご馳走になろうかな」
   「ごっとさん                      「ごちそうさま
    なーんとうまかったでー うっしゃまけたでー」
     とてもおいしかったわ」
                
※うまかった=馬勝った・うっしゃまけた=牛が負けたにかけている

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 A子:「おばちゃーい うってー」              「おばさん 売ってくださーい」
 B子:「おまやなんかうんどー」               「あなた何買うの?」
 A子:「わたし めーとうかっわぃ」             「私 アイスクリーム買うわ」
 B子:「ほんならわたし かーしんかおかのー」        「それなら 私はお菓子買おうかなぁ」

          
        ※めーとう=アイスクリームをはじめ、すべての氷菓子
 
次ページにもう少し、くらしの中の錦弁をご紹介しましょう
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  錦弁のいいところ
 高校や大学など、新しい場所へ出ていくと錦弁の良さにきずく。特徴があり、みんなと話していると「なんか発音おかしい なぁ」と言われることはめずらしくない。でもだからこそ無理せず自分の言葉で自分の言いたいことが言えるのはとても いいことだと思う。みんなも地元の言葉を忘れず、どんどん自慢していってほしい!!
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インフォメーション    

国道42号線を南下、大紀町崎の信号左折、車で約15分

 
  
 
   
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