石経沈め(いしぎょうおろし)   ( 志摩市阿児町 )

伊勢志摩きらり千選
推薦のことば
海女や漁協関係者が、海の仕事の安全と豊漁を願って祈る、素朴な行事です
                  般若心経の一文字一文字が書かれた石  2012-3-18                        
般若心経276文字
  数多くの平石。3〜4cmの石の一つ一つに般若心経から採られた文字が一字づつ書れた「石経」です。合計276枚。

  この石経は、志摩市阿児町志島の海女の海上の安全と豊漁を祈る行事「石経沈め(いしぎょうおろし)」の祭壇に置かれているものです。

 浜には、海に向って簡単な祭壇が用意され、志島の海蔵寺の住職による般若心経の読経が始まります。

  読経の後,関係者は一人づつ祭壇に手を合わせたあと、海女たちは石経をひとつ一つ手にし、波打ち際へ行っては、海に投げ入れ、祈りを捧げます。

  ただそれだけの行事なのですが、素朴な祈りの気持ちが、直に伝わってくる気がします。

漁具に一つ石経を載せて 
  簡単な折りたたみ机の祭壇には、線香たて、お神酒に並んで、海女の手ぬぐい、いのち綱、海女着を結ぶ紐などの上に、それぞれ一つずつ石経が載せられています。

  一番、身近な、命が関る漁具に、石を載せ、仏様のご加護を願うということでしょうか?

  なお、石経は海女たちが浜で平石を拾い、寺に届け、住職に書いてもらうのだそうです。
                        海辺の祭壇  2012-3-18     
                  前の浜で行なわれた石経沈めの式典 2012-3-18    
志島の西の浜で
  この日早朝浜での式典に先んじて海女や漁協関係者は鳥羽の青峰山正福寺を訪れ、参拝しました。

  正福寺はこの地方の、特に海で働く人々の信仰厚いお寺です。

  志島には白砂の美しい市後浜という海水浴場がありますが、そのお隣に続くのが、広岡の浜、西の浜、前の浜で、市後浜同様、きれいな白砂です。

  ただしこちらはは漁業のため専管区域として、漁協により厳しく管理されているようです。

  余談ですが、これらの浜は昔は、白い砂浜ではなく、黒石の磯浜でした。
  しかし、「前の浜」に波み消しブロックをおいたため、海流に運ばれた市後浜の白砂が、ここに溜まってしまった、のだそうです。

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志摩市阿児町志島西の浜

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