伊勢たくわん    (伊勢市 伊勢志摩きらり千選
推薦のことば
A.三重県特産物。明治、大正、昭和、平成にかけて100年。御薗村の宝       (御薗村、70、男)
.B.12月―1月にかけて生大根のはさ掛け風景。平成12年12月号県政だよりの表紙の風景。(御薗村、70、男)
C.度会郡御薗村高向地区で12月頃見かける。以前は各地で大根を干す風景が見られたが、現在では1軒しか行っていないようだ。(伊勢市、26、男)
                                            2009-2-5
伊勢たくあん
  「伊勢たくあんと」名ずけた商品はかなりの種類売られている。
  天日に干し、時間をかけて漬けた「本漬」もあれば、干さずに調味料を加え短期間漬けて、甘めに仕立てたものと、色々である。

  伊勢たくあんは明治の終わりごろ、宮重大根(?)など漬物に向いた品種が生まれ、御薗や豊浜など伊勢の北西地区で冬の農家の副業として盛んに作られるようになった。

  自家消費用であったものが、伊勢たくあんとして商品化され、周辺地域へと拡がり、大阪へのルートが生まれてから一気に販売量が増え、1960〜70年ごろの最盛期には、この地方の冬の田んぼは大根を天日乾燥する「はさ(稲架)掛け」で埋め尽くされたそうである。

  現在では食生活の変化による需要の低減、労働状況の変化で、この地区では漬物専門の業者が数軒続けている程度である。
 

冬の風物詩ーはさ掛けけ
  真っ白な大根が、師走のころには「はさ」にずらりと掛けられる。
  1週間か2週間、天日に干した大根が「の」の字が描けるほどしなやかになってから、塩と米ぬか、柿の葉、昆布、唐辛子などを混ぜて漬け込む。
  
  しかし、この「はさ掛け」も最近ではめっきり減ってしまい、探すのが難しいほど。冬の風物詩から消えかかろうとしている。 

  漬物「伊勢たくあん」の 大根のせり市も、わずかだが残っている。
.(明野町営農センター)

                                            2004-2-10

                   2008-12-2
全員ではさ架け
  大根の市で競り落とした大根、 漬物屋さんは総動員してはさに掛けて 天日乾燥である




NEXTページは昨年まで、ただ一軒御薗町でたくわん作りを続けておられた曽野又造さんの在りし日のページである。
  「皆さんに喜んでもらえるので、それを励みに何とか、がんばっていこうと思っています」とにこやかな笑顔で語っておられた言葉が今も耳に残る。
  こころからご冥福をお祈りします
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