佐八(そうち)町のかんこ踊り   ( 伊勢市佐八町 )

伊勢志摩きらり千選
推薦のことば
A お盆の夜赤熊(シャグマ)を被い、カンコを打ち鳴らしながら踊る。豊年踊りや精霊踊りなど、200年以上前から
  村に伝わり一子相伝の格式ある踊りである(伊勢市、47、女)
B 家督相続できる長男だけ踊る権利のある伝統的な行事だそうです。「しゃぐま」を頭からかぶった格好は印象的
  です。(伊勢市、60、男)
 「大踊」を踊る佐八の若衆 2016-8-16
(ポインターを当て見る写真は)楽打ち・鉦叩き・貝吹きの一團
 
15日は精霊踊り
16日はかんこ踊り
  佐八では毎年8月15日に先祖供養と初精霊のための念仏踊り、翌16日に愛宕・秋葉神社祭礼ためのかんこ(鞨鼓)踊が同じ場所で行われます。

  16日の祭礼では最近の出し物は「大踊」「入波」「和泉式部」の3曲です。

  「大踊」では踊りての輪の中に楽(大太鼓)・鉦・ほら貝が入り、大きくリズムを取っています。又楽打ちは,体を後ろに反るなど「振り」をつけて、打つのも独特です。

  伊勢の市史(h21年度版)によると
”佐八町のかんこ踊りは「在所が三軒になるまで踊る」という願掛けをしているため、どんな大変なときでも踊ってきた。(中略)…。佐八町にはずっとやり続けてきたという誇りがある”とあります。


  
  
独特な被り物「シャグマと花笠
  独特な被り物「シャグマ」がかんこ踊りを特徴づけ、魅力的な存在にしていますが、馬の毛で作られ、最近では入手がかなり難しいとのこと。また、花笠は踊の輪に華やかさをもたらします。特に佐八の花笠は大きく、一際引き立っています

  かんこ踊りは、佐八では「三組(みくみ)」と呼ばれる伝統的な組織により行われています。三組とは中老(30〜42才)・兄組(25〜30才)・若衆(15〜25才)からなり、踊りは若衆が受け持ちます。
  更に花笠をつけて踊るのは小学4年から中学2年のメンバーとのこと。行事の運営は自治会が行っているとのことでした


  兄組みは経験を生かし踊の指導などもっぱらこの行事の技術的な支え役ですが、ほら貝の吹き手もこの兄組みの役目とのこと。

  
「花笠」と「しゃぐま」2016-8-16 
(ポインターを当て見る写真は)腰蓑付けを行う兄組の二人
                                        
                         「ダシ」で音頭を唄う方々 2016-.08.-16 
        (ポインターを当て見る写真は)踊り手の背後に続く「ウケ」の方々
2つの「音頭」が朗々と歌う

  「入波「和泉式部」では多人数の「音頭」の参加があり、佐八のかんこ踊りを独特なものしています。

  6〜8人ほどの年配者(?)グループが2つ、踊の輪の中に入り 朗々と音頭を歌いながら進みます。グループはそれぞれ「ダシ」「ウケ」と呼ばれ交互に歌います。音頭が歌われる際はかんこ踊りも少しゆっくりになるようです。

  「ダシ」のグループの前には貝吹きが収まり音頭を盛り上げます。
            
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インフォメーション  

伊勢市佐八町
8月15日長泉寺にて初精霊供養の後念仏踊。8月16日愛宕・秋葉神社祭礼でかんこ踊りがに行われる

 


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