一色能   ( 伊勢市一色町 )

伊勢志摩きらり千選
推薦のことば
A 一色町に古くから伝わる「一色能」は3月に一色公民館で催されます。舞台で次々に演じられるのは「翁」「箙」「夕顔」「狂言」「舞囃子」です。一色能は、伊勢市無形民族文化財にも指定されており、幽玄の世界を堪能できます。(伊勢市、17、女)
                                       「翁」の舞2017−3−12
    (ポインターをあて見る画像は)翁の後で三番叟の軽妙な舞が続く2016−3−13
目を奪う美しい装束
  450年の伝統を誇る能楽です。例年一色神社の例祭の行事として行われます。

  今年(2017年)の演目の主なものは、能では「翁」「融(とおる)」「猩猩」、狂言では「素袍落(すおうおとし)」です。
  その他連吟、仕舞があり、特に子ども教室の連吟、仕舞はほほえましいものでした。

  「翁」は定期公演では必ず取り上げられ、一色能では特別に大切にされている演目です。→「翁」の説明

  仕舞、太鼓や鼓の鳴り物、地謡(じうた)の3者の息が合うとすごい迫力を感じます。
  優雅な能面の数々、豪華な美しい装束で演じられる能楽は、まさに総合芸術。改めてその素晴らしさを楽しませてもらいました。

  また,2002年以降の主な演目を表にしてみました


2012年の定期公演の様子をどうぞこの年は午前に一色神社で神事の後、神社前で「翁」が舞われました。
狂言がまた楽しいのです
  狂言がなかなか秀逸で、とても解りやすく、素朴な滑稽さがストレートに伝わってきます。狂言独特な言い回しが一層おかし味を引き立ててくれます。

  今年(2017)の狂言は「素袍落(すおうおとし)」でした。
荒筋は太郎冠者が主人の言いつけで主人の伯父御のところへお伊勢参りの誘いに行く話しです。伯父の家では、お伊勢参りの門出の祝いにと酒が出て、最後には餞別にと「素袍(礼服)」までいただき、太郎冠者は有頂天に。浮かれすぎて素袍を落としてしまう始末…。

  この狂言では珍しく太郎冠者がシテ役を演じています。
  狂言は当初、能と能の間の説明役だったものが独立したとのこと。今でも間狂言という形があるそうです。

(下段の写真は)
  能楽「融」は古都、六条河原院を懐かしむ源融(みなもとのとおる)の亡霊が美しく舞う作品です。
  能楽「猩猩」は海中に住むという酒好きの猩猩が酒屋の光風を訪れ、陽気に踊り、歌い、最後に汲めども尽きぬ酒壷を置いて去る話です。

  
             狂言「素袍落」で太郎冠者が主人の伯父御から
                     素
袍(礼服)を頂くことに2017−3−12
              能楽 「融(とおる)」、 優雅に舞う源融(とおる)の亡霊2017−3−12
           (ポインターをあて見る画像は)酒を酌み華やかに舞う「猩猩」2017−3−12
一色町能楽保存会
  一色町能楽保存会は1968年に結成、会員は約65名、内女性は25名ほ。6歳〜80歳と幅広い年齢層です。

  現会長は吉川貞夫さん。長年一色能の発展に尽力された前会長土谷喜八郎さんに代わり、20011年から重責を担っておられます。

  練習は月2回、この公演が終わると早速、来年の演目を決め;その練習に入るのだそうです。手持ちの演目は200、京都から専門家を呼んでお稽古を続けておられるとのこと


  ●一色能が伊勢市無形民俗文化財(1958)、●能面、能装束、小道具類が県有形文化財(1992、1994)、●「一色の翁舞」が国の選択無形民俗文化財(1995)に選ばれています。
一色町の能面について簡単に触れています。
 
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インフォメーション  

伊勢市一色町、一色町公民館。毎年3月の第2或は第3日曜、午前11:00−16:00

 


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