一色能   ( 伊勢市一色町 )

伊勢志摩きらり千選
推薦のことば
A 一色町に古くから伝わる「一色能」は3月に一色公民館で催されます。舞台で次々に演じられるのは「翁」「箙」「夕顔」「狂言」「舞囃子」です。一色能は、伊勢市無形民族文化財にも指定されており、幽玄の世界を堪能できます。(伊勢市、17、女)
     一色能保存会結成50周年を記念し一色神社前で演じられる 「翁」の舞2018−3−11
   
目を奪う美しい装束
  450年の伝統を誇る能楽です。例年一色神社の例祭の行事として行われます。

  今年(2018年)の演目の主なものは、能では「翁」「岩船)」、狂言では「歌争(うたあらそい)」です。
  その他舞囃子、連吟、仕舞があり、特に子ども教室の連吟、仕舞はほほえましいものでした。

  「翁」は定期公演では必ず取り上げられ、一色能では特別に大切にされている演目です。今年は保存会結成50周年を記念し、一色神社前で演じられました。→「翁」の説明

  仕舞、太鼓や鼓の鳴り物、地謡(じうた)の3者の息が合うとすごい迫力を感じます。
  優雅な能面の数々、豪華な美しい装束で演じられる能楽は、まさに総合芸術ですね。

2012年の定期公演の様子をどうぞこの年も午前に一色神社で神事の後、神社前で「翁」が舞われました。
狂言がまた楽しいのです
  狂言がなかなか秀逸で、とても解りやすく、素朴な滑稽さがストレートに伝わってきます。狂言独特な言い回しが一層おかし味を引き立ててくれます。

  今年(2018)の狂言は「歌争(うたあらそい)」でした。
荒筋は、ある男が友人を連れ春の野遊びに出かけます。しかし歌の話題で、話がもつれ、互いに罵りあう始末。最後は野相撲で決着せんと組み合いますが、派手に投げ倒されて…。実に判りやすく滑稽です。
  
  狂言は当初、能と能の間の説明役だったものが独立したとのこと。今でも間狂言という形があるそうです。

(下段の写真は)
  能楽「岩船(いわふね)」で解説では
 ”勅使が太平の御代を讃美していると、海中に住む竜神が現れ、宝を積んだ天岩船を守護しつつ、八大竜王らを呼び集め、住吉の岸へ漕ぎ寄せ、幾万と知れぬ金銀財宝の捧げ物を船から運び出して、天皇に捧げ、この国の千代までの弥栄を寿ぐ祝賀能である” とあります。
  いわば、50周年を祝って竜神が舞う祝賀能ともいえましょう。
  

  
       狂言「歌争」、男が友人と春の野遊びに…2018−3−11
     (ポインターをあてて見る写真は)話がこじれて相撲で決着に…
                     
        能楽 「岩船」、 この国の千代までの弥栄を寿ぐ竜神2018−3−11
    
一色町能楽保存会
  一色町能楽保存会は1968年に結成、会員は約65名、内女性は25名ほ。6歳〜80歳と幅広い年齢層です。

  今回公演の10日ほど前に会長の吉川貞夫さんが亡くなられ、そのため一色神社での「翁」は、急遽、保存会の長年の指導者である高林先生が演じられています。

  20011年から会長の重責を担い、優しいお人柄で会を導いてこられた吉川さんのご冥福を心からお祈り申し上げます。
  

  この保存会の例会の2002年以降の主な演目を表にしてみました

  ●一色能が伊勢市無形民俗文化財(1958)、●能面、能装束、小道具類が県有形文化財(1992、1994)、●「一色の翁舞」が国の選択無形民俗文化財(1995)に選ばれています。
一色町の能面について簡単に触れています。
 

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インフォメーション  

伊勢市一色町、一色町公民館。毎年3月の第2或は第3日曜、午前11:00−16:00

 


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